
「君たちが僕を求めるのなら僕は唄おう。そして、その記憶に刻んでほしい──天空の唄を」
「美しいものを好む者達も居るのか、理由は…ああ、様々らしい。僕が…以前、喰ったもの達の魂の記憶に残っていた」
「この世界は…性を決めねばならないのか。少し、面倒だな……」
恋紅のセミロングと空色の双眸をした色違いの破壊神。飛空艇劇場の舞台に時折現れる、暴力的なまでの美しい歌声で男女問わず観客を魅了する神。かつて最期は生命を奪う『破壊と死の神』……と、呼ばれた存在でもある。
「数え切れない程の生命を奪った事」のみ覚えていて、それ以外の記憶を失っており名前すら記憶に残っていなかった彼は白鯨に拾われ、新しい名を得た。今は生命を奪う事をしない、否、出来ないので生命を強制的に喰べて生きる壊死鳥の種族内では非常に類稀なる存在とも言える。
飛空艇劇場に出入りはしているものの、本来は庭園に新設された鳥貴族の一員。同タイプで力を底上げ出来る事からシャクシュカに懐かれていて、性別を気にせず接してくれる事から彼女とは仲が良い様子。
素直で嘘を嫌う、少しのんびり屋で穏やかな優しい青年。